舞台では、僕は随分、アガってる。
久しぶりにCDが、リリースされます。
緊張して本番に望んだ、名古屋は、「なんや」で、柳川芳命さんとMegさんと。
よろしくです。
これは、Megさんと、Duoを初めて、やった時のものです。
「いつも、舞台に上がる時には、相当、僕はあがってるよ。」
「え、そうなんですか?」
と言われることが多いので、少し書いてみようかと思います。
「気持ちがアガりすぎてヤバいぜ・・・」
とかなら、良いですし。
「アドレナリン、120%だぜベイビー、ドーパミンも200%だぜ!!」
ならカッコイイですが。
なんせ、ドキドキして、ただ、緊張しているだけです。
高校生の頃に、人前で、あまりに緊張するので、少し、お酒を入れてから、演奏したことがありました。
10代の方々が集まる、フェスに出演したときに、ウイスキーの小瓶を酒屋で買って、呑んでから、演奏したことがあったのを良く覚えています。
その時、何故か、ベスト ギタリスト賞をいただいたことに、深く反省しています。
毎日1回必ず、その時間があり、今も困っています。
呑んで演奏しても、あまり、面白くないので、それは、あっさり辞めて、それから、take-bowとクレジットされているLiveでは演奏前にお酒を飲むことは無くなりました。
まあ、大人(?)になって、BARで弾いてと言われれば、僕は飲んでてても弾いていることはあるのですが。
昨夜の、モリーのように。
「楽しかったー!」とかね。
さて、本題(?)に戻ります。
なんでお酒を飲まない演奏の方が良いか。
「ガチガチに緊張していて、思いがけない間違いをするから。で、そのミスをシラフの覚醒している脳で捉えたときに、ヤバいって思ってスリリングな状態になり。もっと、奧にいる剥き出しの自分に辿り着けるから。」
が理由かなと、なんとなく思います。
特にフリーの即興演奏の時には、やっぱり、そうでないと、僕は、自分がその状態になっていなくて面白くないです。
ただ、あまりに緊張していても、やはり、演奏出来ないので、Live前には、ストレッチする時間を、ライブに来ていただいた方と話している間に、コツコツと作っている今日この頃です。
(ただ、問題点もあり、お酒が好きな・・・、といっても日本酒は、体質的に飲めないので、焼酎とか飲んでいますが。打ち上げで、飲み始めるから、深夜まで呑んでしまうことに困っています。やれやれですが、銭湯に足しげく通う事で、その分で失う健康をなんとかしています。銭湯、大好き。)
ストレッチに関しては、数年前にパントマイムの基礎、エティエンヌ・ドゥクルーが、創ったミーム・コーポレイルを、学んだ時に、かなり集中して取り組んだので、もう今は身体が覚えて移動中の電車の中でも、身体をほぐす事が出来るようになりました。
Bachが流れる中、身体を解体していくドゥクルーは、いつ観ても、感動的です。
身体とギターの関係性に悩み、身体を壊したときに、僕は彼に出逢いました。
学んでいる中で、やはりつくる方向に心が向いていき、京都芸術センターや京都文芸会館で作品化したのは、少々、やり過ぎだったのではと、最近、また、反省してます。
そう思えば「UK」は、反省しきりのバンドかも。
「はあ・・、反省しきりやな・・。」
は、kei-kから。
今もそういった身体のことの時間を持つようにはしているのですが、演奏で忙しい時は中々、難しいですね。
まあ、忙しい時こそ、リラックスしていたいとは思うのですが。
じゃあ、曲をやっている時はどうだろうか、と今日はふと思いまして。
やはり、曲をやっているときにも、そういったスリリングな感覚を僕は求めがちです。
ここで、対象にしている曲は、コード進行がある曲の事です。
音楽の一般的、三要素がある、いわゆる曲の場合は?
リズム、メロディ、ハーモニー。
邦楽の昔の譜面に記載されていないその3つで構成されている楽曲とか、言われているものにアプローチする場合。
篠笛を学んだ時に書かれていた、
音色、口伝で伝わっていく唄、押さえる篠笛の穴の場所。
この狭間に、立たされてしまう事が多いです。
さて、とはいえ、僕は歌謡曲というものがとても、好きだったりもします。
聞いて、お酒飲んで、泣いてたりもします。
単純ですね。
先日も、84歳の方が歌う、「アカシヤの雨にうたれて」で、ぐっと来て泣きそうになったりしてます。
彼の心と、彼が培った長い人生と経験、僕にはみえないが、何故か観ることができた景色を感じられましたから。
そんな、些細なことに、涙が溢れます。
そのあと、ああ、歌を作りたいなと思い、「ソパデラムシカのうた」を作りました。
https://www.youtube.com/watch?v=Y4qKSH8hbdw
「Heal Roughly+Take-Bow」
柳川芳命(a.sax)
Meg(drums)
guest
Take-Bow(guitar)
名古屋、「なんや」での大切な時間です。
もうすぐ、発売開始。
よろしくお願いします。
お楽しみに。
やっぱり、カッコいいですね。特に、Marc Ribotの姿勢と歌に、しびれます。
お金が無く、Parisの路上と、メトロで、お金を何とか、得ていた頃に、たまたま、劇場で、出逢ったMarc Ribotは、いつも、気になる人です。サインをしてもらった、改造ギターはいつも、ついつい、眺めてしまいます。