「寝かされた、二つのレコーダー。」
本当に、久しぶりに、名古屋に遠征。
去年は、数えてみたら、6回、名古屋へ行っていた。
森順治さん(as/fl/b-cl)のツアーの楽日に参加。
柳川芳命さん(a.sax)が、セッティングしてくれて。
Megさん(drums)は、療養中になり、念力で参加。
そんな中、雨宮拓さん(piano)が参加。
そんな、Liveだった。
Live後は、「海月の詩」から、定宿へ。
「レコーダー。ああ、そういえば、自分でも、色々、聴いて、その後の糧にしたいし、珍しくTAPEレコーダーで、録音してたな。」
と、普段はあんまり、自分の録音をしない路地裏の青犬は、何となくだけど、
ついぞ、思い出す。
DUOは、そういえば、初めて共演してから、やってなかった事に、
Live前、話して、僕自身、驚いていたり。
1年半、経って、演奏したDUOをなんせ、
「早く聴きたい。」
という気持ちに駆り立てられた。
僕サイドで感じた事でしか無いけれど、
疾走する演奏の中、試行し、思考するとても、とても、
短い時間の中で、目の前の...意識のほんの少しだけ前だろうか。
考えるよりも、もっと大切な
「今」「此処」が、もっと、もっと、現実的に感じられたDUOだった。
「早く、聴きたい!」
定宿のロッカーへ、TAPEレコーダーを探しに行ったが、
「無い、無い、無い!」
エフェクト、プリペアドの道具、財布等、床にところかまわず、まき散らして、
探していたら、
泊まっていた客に「邪魔だ。」と怒られた。
そりゃ、そうだ。
どうも、「海月の詩」に忘れたらしい。
「海月の詩」に、一晩、寝かされた、同じ音が入っている、レコーダー。
かたや、TAPEレコーダー、かたや、デジタルレコーダー。
鷹と犬が忘れていった二つのレコーダー。
しんと静まりかえった、誰もいない「海月の詩」の店内で、二つのレコーダーは、
誰にも、解らない言葉で、静かに、
会話していたのではないかと、ついつい、身勝手に思ってしまう。
酒は、寝かすというが、録音したレコーダーも寝かしたら、
どうなのだろう。
さて、寝かされていたレコーダー、TAPEの方。
「海月の詩」店主に、郵送していただきました。
(本当に、お手数かけてスミマセン..。)
梱包されて、郵送された、TAPEレコーダー、更に、忘れていた、MUKバッジとMUのCD。
梱包自体に、名古屋、今池、「海月の詩」を、感じながら、ぼんやりと、眺めている
次第です。
「きっと、金曜日に、海月の詩で、レコーダーを取りに来るのでは、ないだろうか。
水曜日に、届いたけれど、少し寝かして、金曜日に聴かないと、
フェアじゃ、無いな。」
そんな事に、思いを馳せながら。
今日は、カタツムリを、沢山、描きました。
tape snail's pace!!
なんだかんだで、金曜日ですし、そろそろ、TAPEを聴こうと思っています。